· 

BreakCage3(後編)のあとがき

 

 

▼クルトとエルザ

後半はちょっとシリアス部分や淡々と話が続く部分も多く、2人のやり取りとかその後を作ってる時が一番楽しかったです。

性格的にはエルザより先にクルトが研究所閉じ込め生活に疑問持ってここを出る!と言い出しそうなんですけど「ルーカス達の力になる」と自分で決めた以上、彼なりにそれのキリがつくまでは素直に守ってるというか。それ以上を考えていなかったというか。

ルーカス達との別れでは、やはり人見知りのエルザの方が人との関係性が変わってしまう事に対しての不安が大きいだろうなと思ったので、代わりにクルトに頑張ってもらいました。

これからの2人の旅がどうなるかはわかりませんが、なんやかんや上手くやっていくんじゃないでしょうか。そのうちにフランの研究も進んで、エルザが守護者をやる…もしくはエーファの補助をするようになっても、村にべったりいる必要はなく短い旅くらいは出来るようになるかもしれません。

 

 

▼ルーカス

元に戻すか否かは迷ったんですがMemories~のオマケで10代後半の、しかも短髪の姿が出てしまってるので特に面白味がないなと。だからエンディングでちらっとだけ。大人の姿の方が先に決まってたのにようやく最後に出せました。

元の姿に戻った後は研究所でフラン・ユーリウスと共にひっそり研究者を続けていきます。

イェニーとアガーテの兄妹の件については自分が口を出すのは違うと思って黙って見ています。「外の世界に出たあと、もしアガーテの家族に会えたらどうするか」はずっと彼の中で悩んでいた事でもある。

 

 

▼アガーテ(アマーリエ)

本名アマーリエ。Memories~のオマケ話の「お兄ちゃん」の件が今回登場。

"第三"のとある街、兄と施設で暮らしていましたが、兄の帰りが遅くなった夜に心配して1人外に出てしまい誘拐されました。

そこから"第二"に運ばれ、取引の最中に事故が起こり、倒れていたところをローラントが拾う流れ。あとはMemorise~の通りです。

光に対抗すべく授けられた闇属性持ちなので、相当な魔力差があるローラントの魔法をギリギリ弾けた。

【研究所での日常】冒頭でアガーテが襲われていたのをイェニーが助けた回想シーン、あれはBC2冒頭でアガーテが言っていた「気付いたら盗賊達が倒れてて~」の話の事です。

 

 

▼イェニー(イェレミアス)

アガーテ(アマーリエ)のお兄ちゃん。

ちょっとわかりにくかった気がするので補足。アガーテの誘拐後から今まで一度も会ってなかったわけではなく、ルーカス達が2人暮らしを始めた頃に見かけてはいます。アガーテがルーカスと一緒にいて幸せそうに生活をしているのを見て、声をかけられず黙って去りました。

アマーリエを探して旅するのが自分の人生の目的だったので、無気力にぶらぶらしてた所をフランに拾われて、力の使い方を教えられ魔力鑑定師(自称占い師)へ。

それから数年、アガーテが一人旅してるのをたまたま見かけて、様子が変だったので心配してついていってました。それで、機会を伺いつつ偶然を装って主人公チームに接触。

彼がアガーテに本当の事を言えなかった理由は、過去に自分のせいで酷い目にあっただろう妹と向き合う覚悟がまだ出来てなかったから。それでも、他人としてでも、祭りの準備でアガーテと一緒に居られた時間は幸せだった。だから気が緩んで余計な事も言ってしまったわけだけど。

髪と目の色は魔力で染めてます。もう見た目で闇の一族がわかる人はいないだろうけど、世界中を旅してるので念のため、厄介ごとに巻き込まれたくないとの事で。自分で解くか、魔力が切れると戻る。

 

 

▼フラン

昔のキャラをリメイクして出そうと思って、最初はもっと明るいメガネ研究者だったんですが…当時ハマってたゲームキャラの影響が濃く出過ぎていたので変更。随分闇キャラっぽいデザインになりました。

ルーカスに協力したのは友人のイェニーの為という気持ちもなくはないけど、ほぼ好奇心から。研究大好き新しい知識欲しい自分の欲に忠実。

アガーテを見て考えるような素振りを見せて、わざと合わない仕事を押し付けて街に放りだしたのは街にいるイェニーに会わせるため。イェニーに余計なことをするなと怒られてたりするけど気にしてない。

 

 

▼ユーリウス

初期設定では1作目に話が出た『13歳でソルドになった人』で、フランのボディーガードの青年でした。大剣を扱う金髪ロングのクール系。光と火属性。

が、話の流れの都合と、本編に全属性を出したかったので、学者系『地の一族』として登場してもらいました。

数年前に親族と別れた後はフランが保護者として育てています。いなくなったとは言ったけど死んだとは言ってない。元々洞窟とか地下に住んでた一族なので肌も髪も色が薄い。

クルトとは一応お友達になったのでたまにオープでやり取りしてる。

 

お祭りの絵、あれ構図の都合で切れてしまったけど、クルトがユーリウスの相棒に食べ物あげようとしてました。

 

 

▼メーア

名前だけBC2に出てた人。城にいた頃のエーファの親友。歳はエーファよりもっと上です。水の一族は基本的に穏やかなタイプが多いので割と天然でほのぼのした性格。

エルンスト(アルノルトの祖父)がメーアとエーファの教育係だった為、城では3人でいる事が多かったようです。

 

 

▼アルノルト

前半の去り方では後味が悪かったので再度登場。クルト達が"第二"にいる間、休暇を使ってなんやかんや構いにいってそう。実は7人兄弟の2人目(姉・自分・弟妹)なので年下の子構うの好き。

私服だと誰にも宮廷魔術師とか貴族とか思われない。レーツェル家としての顔はまだまだお祖父様だし表に出る事がないから。でもそれ以上にそういうオーラがない。

ローラントに関しては自分の上司的な立場で、実戦経験の実力を買われて護衛に当たる事とか多いです。Ⅱ席とⅣ席で近いんですけど、ⅢとⅣの間に相当な立場の差があるので逆らえない。能天気そうで案外仕事に関しては胃がキリキリしてます。

アルノが城に連れてこられたのは無理矢理ではなく、別に他の兄弟を護る為でもなく、特に地元でやることがなかったので迎えにきた祖父にさっさとついていっただけで全然悲しさはないです。その後城で苦労はしますが。覇気がないのは元々の性格。

 

 

▼ローラント

最後なので出しとこうみたいな。折角先にデザインした大人の姿も他で出す機会がないなぁと。そんな感じで。

ラインハルトの話題は単に世間話的に聞いてみただけ。アルノルトがラインハルトと接触したとも思ってなかった、けど、アルノルトの反応がちょっとまずかった感はあります。別に今更弟を探し出してどうこうするつもりはないのでアレですけど。

彼とイェニーで、光と闇、兄同士の立場でちょっと番外編的にお話を考えてはいたんですが、あんまり明るい話でもないので、まあ。